2016/10/22 Japan,東京都駒沢⇒中野区 “ワタルの自転車世界一周、完結。”

読者の皆様へのご挨拶は下記へ。無事に帰りました。完結です。
んむ。曇り。良く寝た。っと、姪っ子と遊びだしたら、手が離せなくなってこれ大変。
夕方に阿佐ヶ谷へ。昔から出入りしてら飲み屋街「一番街」で夕方5時にゴールテープカットしてくれるの。
半分おねだりだったけど、ケクーバー・マスター晋さんが、尽力してくれた。お話し会はしないでご挨拶だけさせてもらうの。これで…今日で…5年間の旅は終わり…っても、姪っ子の面倒であっちゃこっちゃ動き回って昼寝したら午後3時になってもーた。

よっしゃで、兄宅とお別れ、目指すは阿佐ヶ谷と近くの実家です。
もう帰国して5ヶ月が過ぎ、都内に入って10日経過してる。家族や友人に沢山あってるせいか、そんな新鮮味もないし、込み上げる感情も特に・・・ないなぁ・・・。
なんだか出発の時みたい。自転車世界一周するために家を出たけど、なんだかよくわからない感じだった。
今日も5年の旅が終わるってのに、なんだか何時もの感じ。
エッホエッホで阿佐ヶ谷へ。
大通りを避けて裏道で・・・土曜の川沿いの公園・・・5年前と変わらず和やかな空気が流れる東京・・・。
一息入れて・・・ふぅぅぅ~~・・・これでフル装備のドンキー号で走るのも最後になるのかぁ・・・。
ホント頑張ってくれた、ドンキー号・・・ありがとうねぇ・・・さて・・・帰ろうかぁ~・・。
エッホエッホで丁度5時に阿佐ヶ谷駅に到着。
今日は毎年開催される「JAZZフェスタ」の日。・・・人がチラホラだけどぉ・・・っと、晋さんが迎えにきてくれた。
おぉぉぉ・・・・晋さぁぁぁ~~~ん・・・ただいまっすぅぅぅぅ‼。
おうおう!っと、軽く挨拶して、まずはケクー前まで。あらま(^^♪横断幕まで♩。知ってるお顔の皆さんが待っててくれてる♬。
ここにきて嬉しくなってきた。やったぁぁぁ~・・・帰ってきたぁぁぁ~~・・・。
よし来い!っと、ロッキーのテーマにのって、シャカシャカ数十メートル先のゴールテープへ。
おごぉおお・・・只今っすただいまっすただいまっすただいまただいまただいまでっすううううう‼!
クラッカーパンパン!。やったっすうううう!!。っと、感極まって涙ちょろちょろ。
お帰りお帰り♪っと、皆さんに迎えられテープカットは終了~~~~♪。
どうもどうもどうもどうも(^^♪の連続。ふぅぅぅ~~~・・・・っと、セレモニーは終了。


あっちこっちの飲み屋さんにご挨拶して・・・あれこれ話して・・・夜になって・・・。
そのままチョコンと座って屋台で飲んでると・・・・なんだか・・・・箱根でも行って戻ってきた感じになってきた・・・。
そんな遠くへ行っていたのだろうか・・・変わらぬ飲み屋街に戻って来れて、気持ちが安心しのたか・・・この旅の終わりを感じてるのか・・・また東京の現実にもどりつつあるのか・・・。
ふぅぅぅ~~~・・・終わったなぁぁ~~~~~・・・・っと、5年前と変わらぬ感じになってる私。
ドンキー号もいる事だし、今日はこのまま帰ろう。っと、皆さんにバイバイ。今年は実家に確実にいるから、また顔を出しにくるさ。
夜の小道を通って、実家へと帰還。5年ぶり・・・まぁ母ちゃんには既に会ってるから、そんな・・・別に感極まることもなく家に到着。
只今ぁ~~・・・・っと玄関へ。ちょっと内装が変わってる。
ドンキー号を室内に入れて・・・お疲れ様でした・・・ドンキー号・・。

そのまま軽くお話しして・・・寝てもーた。これで終わりなんだな・・・。




翌日から、あちこちへとご挨拶したり、役所関係だったり、ちょこちょこ動き回る日々。
終わった。まぁ終わる前から、既にあれこれ考えていたし、急に東京へ戻ってきたわけでもないので・・・じわじわと時が過ぎ、この旅が過去になり、時の流れと共に次へと進みだしている。

この旅は・・・この人生、生まれてから出発までのご縁が、私をこういう自由な男に作り上げてくれてたんだと旅の終盤から感じ始めた。

自分の生き方を陰ながら応援して支えてくれ今も元気でいてくれる家族。
社会人として働き家庭を持ち、精一杯の日々を送りながら、全く異なる私の生き方を応援してくれる友人。
日本社会の厳しさと、その中にある温かい繋がりを教えてくれた、先輩方。
小さな頃、日本人として、生きるのに大切な事、五常を自然に教えてくれた先生方に大人たち。
出会ったすべてのご縁から、教わり学び、良い事に悪い事も経験して、今の私が出来上がったのだと思う。

この旅を決断した29歳当時、大きな目標「自転車世界一周」へと立ち向かえる、頑強な心が築かれてたんだと思う。
この心を築いてくれたのが、それまでの生まれてからのご縁と経験なんだと思う。
頑強な心に育っていたから、この旅路ではどんな苦境にも心は崩れず・ぶれずに、自転車世界一周完結だけを見つづけて、走りきれたんだと思う。
もし、20歳~25歳の頃に同じ旅に出れたとしても、器量・勇気・自信・経験が少なく、きっと道中で挫折や失敗を経験して、一度は帰国していた事だろう思う。
「自転車世界一周」という思い。今も沢山の人が世界中を駆け巡っている。思いは一人一人違う。途中で帰る人もいれば10年も走る人もいる。
私は出発から既に終わりを目指していた。
自転車で自分が大雑把にでも思い描く世界をグルっと一周走り、無事に完結させる事が、自分の役目だと信じてた。そしてやりきれた。
この決意が出来たのは、29歳までに気づかれた頑強な心が、強い思い「自転車世界一周」という思いを、作り出したんだと思う。

そして、この思いを汲み取ってくれた世界中の人が私を受け入れてくれたんだと思う。
道中では、毎日、瞬間瞬間で、初めて出会う人々からの支えがあったから、大事なく最後まで走ってこれた。国・宗教・文化・肌の色が違う人々だが、争いの無い普通の暮らしを望む人々に、私は毎日支えられた。私の人生は「人に生かされてる」ものだと、深く感じてる。
だれが欠けても、私の自転車世界一周、私のここまで35年の人生は、こんな形には成り立っていない。
人が私を作り上げ、人に導かれて、人に助けれてきた。深く感じる事のできた5年間だった。

今までのご縁、誰か一人でも欠けていたら、こんな自分にはなってなかったかもしれない。
ご縁のあった一人一人が、希望へと向かう喜び楽しさを教えてくれ、現実と希望のギャップを学び、驕り高ぶる自分に気づき、自分の弱さを受け止める事ができ、挫折から這い上がる自分を温かく見守ってくれ、自分の希望を信じて湧き出る不安に屈しない頑強な心に、一人一人が少しづつちょっとした「愛」を私に分け与えてくれ、こんな男に、こんな心に育ててくれたのだと思う。

次は何をするのか。今は身の回りの整理でまだ考えてない。
でも、決まってることがある。この旅を決断した時のように、深く自問自答してみる
この5年間の旅が、私の35年間の人生で一番楽しく・心が満ちている状態だ。この気持ちを今後も持続をさせたい。
俗欲や現実に捕らわれずに心の奥底にある楽しい事やりたい事・・・希望を見つけ出した。
自分の環境・良いも悪いも全てを受け止めて、その一つの希望に向かって全力で生きてきた。これが私の5年間だった。今後もこうやって生きてこうと思う。
そしてもう一つ追加事項ができた。これからは・・・人に喜んでもらう事をして生きていこう。
人の喜びが、私の喜びになる。人の笑顔が私の心を満たしてくれる。
そう長く自問自答もしてられません。5年の旅が終わり、次の人生が始まってるしね。
この5年の旅は人生の一部だった。この経験から学んだ事を、次に生かし、ここまでのご縁に報えるように、誠実に真っすぐ生きてこうと思います。
さぁ・・・師走ですわぁぁぁ~~~♬。

読者の方へ
このブログは、日々100人程の方にご覧いただいてました。
身内が多かったかもしれませんが、中には全く縁がなかった方も含まれているかと思います。
旅の終わりをもちまして、このブログも終了いたします。
今後、一般開放の「ワタルの自転車世界一周のお話し会」を設ける機会がございましたら、このブログを通してご連絡させていただきます。また、お話し会の場を設けて頂ける団体でも個人でも募集しておりますので、ご尽力いただける方は一度 enowata0414@yahoo.co.jp までご連絡ください。
死ぬまで本気でやったりまっす‼。長い間、ご愛読いただきありがとうございました。


20161025日 榎本 航

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